わかみや動物医療センター

コラム

ネコちゃんを迎えたら飼い主さんが行うべき感染症・寄生虫対策

猫を飼う上で、感染症や寄生虫対策は非常に重要です。
猫は様々な病気や寄生虫に感染する可能性があります。
本記事では、猫に感染する可能性がある病気や寄生虫の種類、そして飼い主さんが行うことができる感染症・寄生虫対策の方法について解説します。
猫と健康的な生活を送るために、ぜひ参考にしてください。

 

 

猫に感染する可能性がある病気の種類

猫カリシウイルス感染症

くしゃみや鼻水、発熱など風邪の典型的な症状が現れ、口内炎や舌炎など口の中に潰瘍が生じることが特徴的です。これにより、よだれが出たり口臭が強くなったりすることがあります。

猫伝染性腹膜炎(FIP)

FIPとは、子猫や高齢の猫によく見られる病気であり、一旦発症するとほぼ100%の致死率が報告されています。しかしながら、FIPに関する詳しい研究はまだ不十分な状態です。この病気の正確な原因や治療法については未だ解明されておらず、獣医学界では継続的な研究が必要とされています。

猫クラミジア感染症

猫の風邪の一種であるクラミジアは、細菌でもウイルスでもない病原体によって引き起こされます。クラミジアは目や鼻から体内に侵入し、粘膜が炎症を起こすことで粘着性の目やにを伴う結膜炎を引き起こします。クラミジア単独で呼吸器症状が現れることは少ないとされていますが、体力の低下した子猫は他の感染症を併発する可能性があるため、注意が必要です。

 

猫の寄生虫の種類

ノミ・ダニ

ノミは犬や猫だけでなく人間にも寄生し吸血します。日本ではネコノミが最も一般的で、吸血前の大きさは約1.5㎜であり、吸血後には約3㎜程度まで成長します。ノミは過ごしやすい気温と湿度の場合、わずか2週間で卵から成長し、急速に増殖します。また、ノミに噛まれることで、その唾液に反応してノミアレルギー性皮膚炎を引き起こすことがあります。

シラミ

人間にもある毛じらみの感染と同様に、猫にもしらみの感染があります。一般的な感染症例としては「ネコハジラミ」と呼ばれるシラミの感染です。シラミは猫の毛に寄生し、卵を産みます。そして卵は孵化し、段々と数を増やしていきます。野良猫を保護した時にこの感染を発見することが多く、猫の毛に白い粒状のものが付着しているのが見られたらが虱に感染している状態です。猫を保護してからは、ノミ取り櫛を使用して猫の身体にノミがいないか確認するようにしましょう。また、この感染によってかゆみを引き起こし、猫が体を掻く回数が増えるため、フケも増えます。しかし、疥癬などとは異なり、猫は激しくかゆがることはありません。

 

飼い主が行うことができる感染症・寄生虫対策の方法

定期的な健康診断

猫が寄生虫や感染症にかかっていないか定期的に健康診断を受けましょう。
健康診断では様々な病気の兆候を発見することができます。
どのような病気も早期発見・治療を行うことが大切です。

 

 

 

 

ワクチン接種

猫は様々な感染症にかかるリスクがあります。中には感染すると死に至る可能性が高い非常に強い感染症も存在します。非常に強い感染症ですが、ワクチン接種を行うことにより予防することができます。万が一感染症にかかってしまっても、ワクチン接種を行うことにより症状を抑える効果もあります。忘れずにワクチン接種を行うようにしましょう。

猫の適切な食事管理

猫が健康的に成長し、長生きするためには、バランスの良い食事が不可欠です。市販のキャットフードは栄養バランスが考慮されており、栄養補助食品も利用できますが、一方で過剰な添加物や人工着色料を含むものもあります。そのため、できるだけ自然な材料を使った、獣医師が勧めるキャットフードを選ぶことが大切です。

 

福岡県福岡市東区の動物病院「わかみや動物医療センター」

当院では、経験豊富な獣医師が飼い主様の不安を拭えるよう、丁寧なサポートを心がけています。
どんな些細なことでも構いませんので、気軽にご相談ください。
大切なご家族の健康をおまかせいただけるよう、全力を尽くします。

 

■住所
〒813-0036 福岡県福岡市東区若宮4丁目2-39
■TEL
092-672-7575
■サイト
【オフィシャルサイト】
https://wakamiya-amc.com/

前へ 一覧ページに戻る
top
採用サイト
0926727575 診療時間 WEB予約 page top

当日順番受付

診療時間