コラム
ネコちゃんの癌について 原因や対策について詳しく解説
ネコちゃんの健康状態に大きな影響を及ぼすがん。高齢化や遺伝的要因など、複数の要因ががん発生の原因となります。
今回はネコちゃんのがんの原因や対策について詳しく解説します。
愛猫が癌にならないために飼い主さんができることをしっかりと学んでいきましょう。
猫の癌とは
猫の癌は、猫の身体の細胞が異常増殖し、正常な細胞を攻撃してしまう病気です。
猫のがんは、悪性腫瘍と良性腫瘍の2種類があります。悪性腫瘍は、がん細胞が周囲の組織や臓器に侵入し、転移してしまうことがあり、治療が難しい場合があります。
良性腫瘍は、がん細胞が周囲の組織に広がることはなく、切除手術によって治療が可能な場合があります。
癌の原因
がんの原因は、ストレスや炎症、生活習慣、ウイルス感染、遺伝的な要因、放射線、化学物質など多岐にわたります。
これらは、遺伝子にダメージを与え、がんの発生率を高める可能性があります。
また、ホルモンの影響がある腫瘍も存在します。
しかし、最も大きな原因は加齢であり、放射線や化学物質の摂取に関係なく、年齢による遺伝子の変異ががんを引き起こすことがあります。
癌の症状
癌の初期症状には、以下のような症状があります。
・しこりや腫れの出現
・咳や鼻汁、鼻血などの呼吸器系の症状
・元気がなく、散歩中に座り込むことが多く、疲れやすい
・体重減少
・慢性的な嘔吐、下痢、便秘
・治りにくい傷や皮膚病
・血尿や排尿障害
・性格の急激な変化
これらの症状が見られた場合は、早めの診察を受けることが重要です。
さらに癌が進行すると初期症状に加え、以下のような新たな症状が現れます。
・機能障害
・悪液質
炎症や腫瘍の圧迫による機能障害が生じることがあります。また、全身症状として、栄養失調による炭水化物やタンパク質の代謝変化が原因で悪液質に陥ることもあります。
癌の末期症状になると、初期症状であった嘔吐や食欲不振、脱水が進行し、がんの進行に伴い呼吸困難が生じるため、心身ともに苦しい状況になります。
そのため、がんが悪化する前に適切なケアを行うことが重要です。
猫がかかりやすい癌
猫が罹りやすいがんの中で最も多いのは乳がんであり、次にリンパ腫、肥満細胞腫、扁平上皮がん、線維肉腫が続きます。乳がんは主にメスに発生し、乳腺にしこりができ、小さなものから次第に大きくなっていきます。
悪性のしこり(腫瘍)が2cmを超えると、生存期間が短くなり、3cmを超えるとリンパ節への転移の可能性が大きくなり、治療が困難になることがあります。
そのため、猫の体に小さなしこりを見つけた場合は、「ただのイボかもしれない」と自己判断せず、動物病院で速やかに診察を受けることが重要です。
癌にならないためには
メスであれば発情期を迎える前に避妊手術を受けることが望ましいです。避妊手術を行うことで乳腺腫瘍を予防することができます。
また、性別に関わらず猫白血病ウイルス感染を防ぐため、猫を室内で飼育する必要があります。
さらに、海外の研究では、タバコの煙が猫や犬のがんの発症率を高めることが分かっています。
猫がいる部屋での喫煙や副流煙の影響を避けるようにしましょう。
がんの治療においては、早期発見・早期治療が重要です。猫の癌は症状が表に出る前に進行してしまうこともあるため、定期的な健康診断を受けることがおすすめです。
健康診断には、身体検査や血液検査に加えて、レントゲン検査や超音波検査などの画像診断も行いましょう。
愛猫の様子を日々観察しよう
癌は早期発見・治療を行うことがとても重要です。 日頃から愛猫の様子をしっかりと観察し小さな異変に気がつけるようになりましょう。
猫の癌はどのような種類でも「体重が減少する」という特徴があります。
食事を減らしていないのに体重が減った場合は注意が必要です。少しでも気になることがあれば動物病院へ相談しましょう。
福岡県福岡市東区の動物病院「わかみや動物医療センター」
当院では、経験豊富な獣医師が飼い主様の不安を拭えるよう、丁寧なサポートを心がけています。
どんな些細なことでも構いませんので、気軽にご相談ください。
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