猫ちゃんのページ
猫ちゃんがかかりやすい病気をご紹介しています。
ぜひご家庭でも注意をしてあげて、早期発見につなげてください。
少しでも気になる症状がある時には、お気軽にわかみや動物医療センターまでご相談ください。
猫ちゃんの“異変”に早く気づいてあげましょう
ぐったりする/体重減少/食欲低下/嘔吐が増えるなど
急性/慢性腎臓病の恐れがあります。
急性腎臓病になると突然ぐったりする、急に嘔吐するなどの症状がみられます。
慢性腎臓病は体重の減少、食欲の低下、嘔吐が増えるなどの症状が出ます。
慢性腎臓病の初期は症状がほとんど見られないことが多いため、若いうちから定期的に健康診断を受けることが大切です。
治療法は点滴、投薬の他、食事療法も用います。
トイレに何度も行く/尿に血が混じっているなど
膀胱炎の恐れがあります。
わんちゃんの膀胱炎は細菌性が多いですが、猫ちゃんは特発性膀胱炎になる恐れが高く、原因のほとんどがストレスだといわれています。
ストレスを避けるためにトイレを使いやすい環境にする、水分をたくさん摂取させるなどの対策を行います。
猫ちゃんが1日で飲んでいるお水の量、また尿量をチェックすると膀胱炎の早期発見に繋がります。
治療法は主に抗生剤の投与です。
鼻水・くしゃみ・鼻づまり/結膜炎・目ヤニ・涙目・まぶたの腫れなど
上部気道炎の恐れがあります。
いわゆる猫風邪と呼ばれるもので、細菌・ウイルス・クラミジアなどが原因です。
特に子猫に多い病気です。
治療法は内科治療で抗生剤・抗ウイルス剤、インターフェロンなどを投与します。
発熱/貧血など
猫白血病ウイルス感染病の恐れがあります。
放し飼いにされている猫ちゃんによく見られる病気で、感染すると発熱、貧血、リンパ腫、白血病、歯肉口内炎などを発症します。
病気が進むと死に至る恐れがあります。
治療方法として抗ウイルス薬、インターフェロンの投与などが挙げられますが、ワクチン接種や室内飼育を徹底するなどの予防が最も重要です。
発熱/下痢/体重減少/貧血など
猫免疫不全ウイルス感染症の恐れがあります。
別名を「猫エイズ」ともいい、野外で生活する猫の3割程度が感染しているといわれています。
キャリア期は無症状ですが、発症すると発熱、下痢、体重減少、貧血、歯肉口内炎など様々な症状を併発します。
治療方法としては、抗ウイルス薬、インターフェロンの投与などが挙げられますが、予防を重視し野良猫と接触しないよう、室内飼育を徹底しましょう。
猫の種類別のよくある病気
ミックス
泌尿器疾患
膀胱炎、尿路結石などの病気にかかりやすいと言われています。
尿が出にくくなったり血尿が出たりします。
慢性腎臓病
慢性腎臓病は体重の減少、食欲の低下、嘔吐が増えるなどの症状が出ます。
慢性腎臓病の初期は症状がほとんど見られないことが多いため、若いうちから定期的に健康診断を受けることが大切です。
膀胱炎
特発性膀胱炎になる恐れが高く、原因のほとんどがストレスだといわれています。
ストレスを避けるためにトイレを使いやすい環境にする、水分をたくさん摂取させるなどの対策を行います。
猫ちゃんが1日で飲んでいるお水の量、また尿量をチェックすると膀胱炎の早期発見に繋がります。
スコティッシュ・フォールド
骨軟骨異形成(骨瘤)
骨や軟骨の形成に異常があり、関節に痛みが発生して正常な運動能力が損なわれる病気です。
完治が難しく、痛み止めや放射線療法によって症状の悪化を防ぎます。
尿管結石
腎臓と膀胱とを結ぶ尿管に結石ができる病気です。
猫ちゃんではシュウ酸カルシウム結石が大半を占めており、結石が大きくなると急性腎不全のような症状を起こすことがあるので注意が必要です。
下部尿路症候群
膀胱から尿道口をつなぐ部位に結石などが生じる病気です。
猫ちゃんではシュウ酸カルシウム結石やストラバイト結石が生じることがほとんどです。
トイレの回数が増えるのに尿の1回の量が少なく、急性腎不全や尿毒症になることもあります。
マンチカン
椎間板ヘルニア
手足の短いマンチカンは四肢の骨や関節に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアにかかりやすい種類です。
過度な運動で脊髄に負担がかかったり、加齢で骨や関節が劣化したりすると起こるといわれます。
椎間板ヘルニアになると神経が圧迫され歩行障害や麻痺が起こり、場合によっては死に至ることもあります。
毛球病
長毛種のマンチカンがかかりやすい病気で、毛づくろいの際に飲み込んだ体毛が球状に固まり、胃や腸を痛めてしまいます。
通常は毛玉除去剤で治療できますが、ひどくなると命に関わる恐れもあります。
なお、短毛種の場合はこの病気のリスクはそれほど高くありません。
外耳炎
特にスコティッシュフォールドとミックスされた折れ耳・垂れ耳のマンチカンに多い病気です。
折れ耳・垂れ耳は湿気がこもりやすいため、こまめに掃除をしないと外耳道(耳の飛び出している部分とその奥の耳の穴)に炎症が起きる恐れがあります。
アメリカンショートヘア
外耳炎
垂れ耳のため皮膚トラブルが多く外耳炎になりやすい種類です。
耳をよく掻く、ブルブルと顔を振るなどのしぐさが増えたら要注意です。
耳掃除の際は目で見える範囲の汚れをきちんと取ってあげてください。
それでも痒みが続くようなら当院までご相談ください。
変形性脊椎症
脊椎の一部が変形して神経を圧迫し、しびれや痛みを引き起こす病気です。
病気が進行するとマヒが起こり、ふらつく、立ち上がれないなどの異常が起こります。
高齢に伴い発症するケースが多く、根治は困難とされています。
高齢になる前から肥満に気をつけ、予防を心がけることが大切です。
肥大心筋症
心臓の左心室の筋肉が厚くなってしまう病気で、中高齢のアメリカンショートヘアに起こりやすいといわれています。
心臓の筋肉が厚くなることで心臓から送り出される血液の量が減少し、酸素が十分に身体に回らなくなります。
ノルウェージャン・フォレスト・キャット
肥大心筋症
心臓の左心室の筋肉が厚くなってしまう病気で、中高齢の子に起こりやすいといわれています。
心臓の筋肉が厚くなることで心臓から送り出される血液の量が減少し、酸素が十分に身体に回らなくなります。
糖尿病
血糖値を下げる働きをするインスリンの作用が低下し、体が糖を利用できなくなる病気です。
水をたくさん飲む、食欲はあるが体重が減少するなどの症状がみられます。
原因は遺伝や感染など様々ですが、肥満や加齢も発症のきっかけになるといわれています。
慢性腎臓病
慢性腎臓病は体重の減少、食欲の低下、嘔吐が増えるなどの症状が出ます。
慢性腎臓病の初期は症状がほとんど見られないことが多いため、若いうちから定期的に健康診断を受けることが大切です。
ラグドール
毛球病
長毛種のラグドールがかかりやすい病気で、毛づくろいの際に飲み込んだ体毛が球状に固まり、胃や腸を痛めてしまいます。
通常は毛玉除去剤で治療できますが、ひどくなると命に関わる恐れもあります。
なお、短毛種の場合はこの病気のリスクはそれほど高くありません。
尿結石
腎臓や尿管、膀胱、尿道などに石や砂ができる病気です。
症状としては血尿、頻繁にトイレに行く、1回あたりの尿量が少ない、排尿痛などがあります。
重症化すると尿が出なくなり、命に関わることもあります。
原因は飲水が少ない、ビタミン不足、抵抗力の低下などが挙げられます。
軽ければ薬で石を溶かして流しますが、石が大きい場合は手術で取り出す必要があります。